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電気料金値上げも「節約できない」 動物園に欠かせない暖房 1月は前年2倍の700万円に? 【福岡発】

暮らし

2022/12/01 17:50

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12月1日、福岡県内は今季一番の寒さとなりました。

寒さが身に染みているのは、人間だけではありません。

◆リポーター
「こちらは福岡市の動物園なんですが、ご覧ください。サル団子です。冬ならではの光景です」

寒さに強いニホンザルも、身を寄せ合い、寒さをしのいでいました。

南国生まれのオランウータンは暖を求め…

ヒーターにぴったり密着。

ヒーターの真下を陣取り、一向に動く気配のないオランウータンも。

移動する時には、防寒用の毛布が手放せません。

◆来園者
「毛布にくるまっていて癒やされました。初めてこんな姿を見たので感動しました」

人間と同じく、動物たちも、暖房機器が欠かせないこの季節。

冬ならではの姿が来場者を魅了する一方で、動物園にもあの波が、容赦なく押し寄せています。

◆福岡市動物園 福原佑介さん
「10月でいうと、去年と比較して約2倍くらい電気代が増えていますね」

そう、電気料金の値上がりです。

去年10月、約170万円だった電気代が、今年は350万円と2倍に。

寒さが増す1月の電気代は例年340万円前後のため、今シーズンは700万円近くにのぼる可能性もあります。

◆福岡市動物園 福原佑介さん
「動物に健康に快適に過ごしてもらうために、そこ(電気料金)は節約できない部分なので、もともと職員が使う部分に関しては節電に努めてはいますが、より節電に努めるよう頑張っています」

寒さとともに襲い掛かる電気代の急激な値上げ。

人間にとっても動物にとっても、厳しい冬となりそうです。

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