2024/09/24 12:15
石川県で大雨被害 専門家“福岡でも起こり得る” 「危険水位まで10分」 全長短い河川のリスク 都市型水害には『垂直避難』
気象・災害
2024/09/24 18:40
9月21日、石川県の能登半島を襲った記録的大雨。
多くの河川が氾濫した今回の被害について、専門家は「福岡でも起こり得る」と指摘しています。
線状降水帯による豪雨災害に見舞われた石川県の能登地方。
元旦の大地震からの復興を目指していた矢先の豪雨で、23もの河川が氾濫し、これまでに7人が死亡、7人が行方不明となっています。
仮に同じ規模の雨が降った場合、福岡市内を流れる河川は果たして耐えられるのでしょうか?
◆福岡大学 渡辺亮一 教授
「一気に危険水位まで10分でいきます。水位が上がってあふれる危険性は、むしろ能登の川より大きいと思います」
危険性を指摘するのは、福岡大学の渡辺亮一教授です。
訪れたのは福岡市城南区の七隈川。
渡辺教授によると、福岡市内では全長が短く流域面積が狭い「中小河川」が多く、大雨が降ると急激に水位が上昇するといいます。
この七隈川もその1つです。
◆福岡大学 渡辺亮一 教授
「これだけ都市化が進行して、(川に)雨を集めるという仕掛けを作ってきたんです。今のような雨の降り方だと、10分くらいでいっぱいになる」
実際に、福岡市内でも大規模な浸水被害が発生したケースがあります。
25年前に撮影された福岡市内の映像では、川の氾濫により車のタイヤが水につかり、親子が立ち往生している様子が映っていました。
21日の能登地方での被害について、七隈川付近の住民は…
Q.能登のニュースを見てどう思った?
◆七隈川付近の住民
「怖いですね。ひとごとじゃないなと思いました」
◆七隈川付近の住民
「七隈川沿線とか都市型の水ですから、一気に水があふれます。やはり他人事ではないと」
七隈川を含む樋井川流域の浸水ハザードマップでは、浸水予想エリアは広範囲にわたり、浸水の高さが3メートル以上に達する箇所もあります。
では、川の氾濫に備え、我々はどう行動したらいいのでしょうか。
◆福岡大学 渡辺亮一 教授
「都市型水害の特徴は、氾濫するが水が引いていくスピードも早い。危険だと思ったときは外を逃げ回らないようにした方がいい。『垂直避難』といって、家が2階建ての方は2階に上がっておく、1階建てでも少し高いところにいて、むやみに扉を開けて外出するなどしない」
渡辺教授によると、都市部に住んでいる場合はむやみに外に出ることなく高い場所への「垂直避難」を意識し、山間部に住む人は土砂災害のリスクもあるため速やかに避難所などへ移動する方が得策だといいます。
毎年のように九州を襲う線状降水帯。
決してひとごとではない、豪雨災害に対しての『備え』が求められています。
多くの河川が氾濫した今回の被害について、専門家は「福岡でも起こり得る」と指摘しています。
線状降水帯による豪雨災害に見舞われた石川県の能登地方。
元旦の大地震からの復興を目指していた矢先の豪雨で、23もの河川が氾濫し、これまでに7人が死亡、7人が行方不明となっています。
仮に同じ規模の雨が降った場合、福岡市内を流れる河川は果たして耐えられるのでしょうか?
◆福岡大学 渡辺亮一 教授
「一気に危険水位まで10分でいきます。水位が上がってあふれる危険性は、むしろ能登の川より大きいと思います」
危険性を指摘するのは、福岡大学の渡辺亮一教授です。
訪れたのは福岡市城南区の七隈川。
渡辺教授によると、福岡市内では全長が短く流域面積が狭い「中小河川」が多く、大雨が降ると急激に水位が上昇するといいます。
この七隈川もその1つです。
◆福岡大学 渡辺亮一 教授
「これだけ都市化が進行して、(川に)雨を集めるという仕掛けを作ってきたんです。今のような雨の降り方だと、10分くらいでいっぱいになる」
実際に、福岡市内でも大規模な浸水被害が発生したケースがあります。
25年前に撮影された福岡市内の映像では、川の氾濫により車のタイヤが水につかり、親子が立ち往生している様子が映っていました。
21日の能登地方での被害について、七隈川付近の住民は…
Q.能登のニュースを見てどう思った?
◆七隈川付近の住民
「怖いですね。ひとごとじゃないなと思いました」
◆七隈川付近の住民
「七隈川沿線とか都市型の水ですから、一気に水があふれます。やはり他人事ではないと」
七隈川を含む樋井川流域の浸水ハザードマップでは、浸水予想エリアは広範囲にわたり、浸水の高さが3メートル以上に達する箇所もあります。
では、川の氾濫に備え、我々はどう行動したらいいのでしょうか。
◆福岡大学 渡辺亮一 教授
「都市型水害の特徴は、氾濫するが水が引いていくスピードも早い。危険だと思ったときは外を逃げ回らないようにした方がいい。『垂直避難』といって、家が2階建ての方は2階に上がっておく、1階建てでも少し高いところにいて、むやみに扉を開けて外出するなどしない」
渡辺教授によると、都市部に住んでいる場合はむやみに外に出ることなく高い場所への「垂直避難」を意識し、山間部に住む人は土砂災害のリスクもあるため速やかに避難所などへ移動する方が得策だといいます。
毎年のように九州を襲う線状降水帯。
決してひとごとではない、豪雨災害に対しての『備え』が求められています。
9月21日、石川県の能登半島を襲った記録的大雨。
多くの河川が氾濫した今回の被害について、専門家は「福岡でも起こり得る」と指摘しています。
多くの河川が氾濫した今回の被害について、専門家は「福岡でも起こり得る」と指摘しています。
線状降水帯による豪雨災害に見舞われた石川県の能登地方。
元旦の大地震からの復興を目指していた矢先の豪雨で、23もの河川が氾濫し、これまでに7人が死亡、7人が行方不明となっています。
仮に同じ規模の雨が降った場合、福岡市内を流れる河川は果たして耐えられるのでしょうか?
◆福岡大学 渡辺亮一 教授
「一気に危険水位まで10分でいきます。水位が上がってあふれる危険性は、むしろ能登の川より大きいと思います」
危険性を指摘するのは、福岡大学の渡辺亮一教授です。
元旦の大地震からの復興を目指していた矢先の豪雨で、23もの河川が氾濫し、これまでに7人が死亡、7人が行方不明となっています。
仮に同じ規模の雨が降った場合、福岡市内を流れる河川は果たして耐えられるのでしょうか?
◆福岡大学 渡辺亮一 教授
「一気に危険水位まで10分でいきます。水位が上がってあふれる危険性は、むしろ能登の川より大きいと思います」
危険性を指摘するのは、福岡大学の渡辺亮一教授です。
訪れたのは福岡市城南区の七隈川。
渡辺教授によると、福岡市内では全長が短く流域面積が狭い「中小河川」が多く、大雨が降ると急激に水位が上昇するといいます。
この七隈川もその1つです。
◆福岡大学 渡辺亮一 教授
「これだけ都市化が進行して、(川に)雨を集めるという仕掛けを作ってきたんです。今のような雨の降り方だと、10分くらいでいっぱいになる」
渡辺教授によると、福岡市内では全長が短く流域面積が狭い「中小河川」が多く、大雨が降ると急激に水位が上昇するといいます。
この七隈川もその1つです。
◆福岡大学 渡辺亮一 教授
「これだけ都市化が進行して、(川に)雨を集めるという仕掛けを作ってきたんです。今のような雨の降り方だと、10分くらいでいっぱいになる」
実際に、福岡市内でも大規模な浸水被害が発生したケースがあります。
25年前に撮影された福岡市内の映像では、川の氾濫により車のタイヤが水につかり、親子が立ち往生している様子が映っていました。
21日の能登地方での被害について、七隈川付近の住民は…
Q.能登のニュースを見てどう思った?
◆七隈川付近の住民
「怖いですね。ひとごとじゃないなと思いました」
◆七隈川付近の住民
「七隈川沿線とか都市型の水ですから、一気に水があふれます。やはり他人事ではないと」
25年前に撮影された福岡市内の映像では、川の氾濫により車のタイヤが水につかり、親子が立ち往生している様子が映っていました。
21日の能登地方での被害について、七隈川付近の住民は…
Q.能登のニュースを見てどう思った?
◆七隈川付近の住民
「怖いですね。ひとごとじゃないなと思いました」
◆七隈川付近の住民
「七隈川沿線とか都市型の水ですから、一気に水があふれます。やはり他人事ではないと」
七隈川を含む樋井川流域の浸水ハザードマップでは、浸水予想エリアは広範囲にわたり、浸水の高さが3メートル以上に達する箇所もあります。
では、川の氾濫に備え、我々はどう行動したらいいのでしょうか。
では、川の氾濫に備え、我々はどう行動したらいいのでしょうか。
◆福岡大学 渡辺亮一 教授
「都市型水害の特徴は、氾濫するが水が引いていくスピードも早い。危険だと思ったときは外を逃げ回らないようにした方がいい。『垂直避難』といって、家が2階建ての方は2階に上がっておく、1階建てでも少し高いところにいて、むやみに扉を開けて外出するなどしない」
渡辺教授によると、都市部に住んでいる場合はむやみに外に出ることなく高い場所への「垂直避難」を意識し、山間部に住む人は土砂災害のリスクもあるため速やかに避難所などへ移動する方が得策だといいます。
毎年のように九州を襲う線状降水帯。
決してひとごとではない、豪雨災害に対しての『備え』が求められています。
「都市型水害の特徴は、氾濫するが水が引いていくスピードも早い。危険だと思ったときは外を逃げ回らないようにした方がいい。『垂直避難』といって、家が2階建ての方は2階に上がっておく、1階建てでも少し高いところにいて、むやみに扉を開けて外出するなどしない」
渡辺教授によると、都市部に住んでいる場合はむやみに外に出ることなく高い場所への「垂直避難」を意識し、山間部に住む人は土砂災害のリスクもあるため速やかに避難所などへ移動する方が得策だといいます。
毎年のように九州を襲う線状降水帯。
決してひとごとではない、豪雨災害に対しての『備え』が求められています。