1. HOME
  2. 風邪と思っていたら「ぜんそく」だった “隠れぜんそく”に注意 放置すると重症化も 寒暖差が大きく患者増加 ひどいせきが長引く場合は早めの受診を

風邪と思っていたら「ぜんそく」だった “隠れぜんそく”に注意 放置すると重症化も 寒暖差が大きく患者増加 ひどいせきが長引く場合は早めの受診を

暮らし

2024/10/14 17:15

最近、季節の変わり目で体調を崩している方も多いかもしれません。

風邪と思っていたら実は「ぜんそく」だったというケースが増えていて、注意が必要です。



福岡市東区の海の中道海浜公園。

3連休最終日の14日は福岡市で気温が26.9℃まで上がり、半袖で過ごす人も見られました。



一方…

◆来園者
「最近、朝晩は冷えるようになりましたね。夕方が寒くて、子どもたちが先週風邪を引いてしまって大変でした」

このところ一日の寒暖差が大きく体調を崩す人も…

特に12日と13日は、福岡市で最高気温と最低気温で10度以上も差がありました。
(12日:最高 26.2℃、最低15.8℃ 13日:最高 27.7℃、最低15.5℃)



こうした中…

◆患者の母親
「ここ数日でせきがケンケン言い出して…」

◆せき小児科・アレルギー科クリニック 関真人院長
「ケンケンって犬が吠えるみたいな?吸って…吐いて…」

福岡市城南区にあるクリニックでは、長引くせきに悩む患者が増えているといいます。

◆ぜんそくの患者
「寝る時にせきが出るから寝にくい。たんが絡まった感じ」

医師はこのせきの症状について、ただの風邪ではないケースも多いと指摘します。

◆せき小児科・アレルギー科クリニック 関真人院長
「普通の風邪と思ってせきがなかなか治らない。“隠れぜんそく”という言い方をされることもあります」



◆患者の母親
「別にせきをしているだけで、風邪だと思っていた。『せきもぜんそくに含まれます』と言われたのでそうなんだと思って」

ぜんそくにもかかわらず、診断を受けていない「隠れぜんそく」。



この状況を放置するとあるリスクが…

◆せき小児科・アレルギー科クリニック 関真人院長
「(放置すると)なかなかぜんそくが治りにくくなり、気道がダメージを受けて、その結果、気道が狭くなってぜんそく症状がより悪化する可能性がある」

ぜんそくは気管支などの気道に炎症がある状態です。

長引くせきを放置すると、気道が変形して狭くなってしまいます。

一度この状態になると気道が元の形に戻りづらくなり、特に大人は完治が難しくなるといいます。



では、どのような場合病院を受診すべきなのでしょうか。

◆せき小児科・アレルギー科クリニック 関真人院長
「風邪を引くたびにせきがやたら長引く。アレルギー体質が家族の方含めてある人はぜんそくも疑われますので、呼吸器科やアレルギー科などを受診されることも考えた方がいい」

身近な病気なのに実態があまり知られていないぜんそく。

安易に「風邪」と判断することなく、その疑いがある場合は早めに受診することが大切です。



放置すると完治が難しくなるというぜんそくですが、見逃さないためのポイントを医師に聞きました。

・「風邪を引いた後」に咳がひどくなり長引く、を繰り返す
・「真夜中や明け方」に咳がひどくなる
・「季節の変わり目」に咳が強く出る

この3つのタイミングで「せきがひどい場合」に要注意だそうです。

大人でも強いせきが長引く場合は、安易に風邪と判断せずに呼吸器やアレルギーの専門医に診てもらうことが重要だということです。
最近、季節の変わり目で体調を崩している方も多いかもしれません。

風邪と思っていたら実は「ぜんそく」だったというケースが増えていて、注意が必要です。
福岡市東区の海の中道海浜公園。

3連休最終日の14日は福岡市で気温が26.9℃まで上がり、半袖で過ごす人も見られました。
一方…

◆来園者
「最近、朝晩は冷えるようになりましたね。夕方が寒くて、子どもたちが先週風邪を引いてしまって大変でした」

このところ一日の寒暖差が大きく体調を崩す人も…

特に12日と13日は、福岡市で最高気温と最低気温で10度以上も差がありました。
(12日:最高 26.2℃、最低15.8℃ 13日:最高 27.7℃、最低15.5℃)
こうした中…

◆患者の母親
「ここ数日でせきがケンケン言い出して…」

◆せき小児科・アレルギー科クリニック 関真人院長
「ケンケンって犬が吠えるみたいな?吸って…吐いて…」

福岡市城南区にあるクリニックでは、長引くせきに悩む患者が増えているといいます。

◆ぜんそくの患者
「寝る時にせきが出るから寝にくい。たんが絡まった感じ」

医師はこのせきの症状について、ただの風邪ではないケースも多いと指摘します。

◆せき小児科・アレルギー科クリニック 関真人院長
「普通の風邪と思ってせきがなかなか治らない。“隠れぜんそく”という言い方をされることもあります」
◆患者の母親
「別にせきをしているだけで、風邪だと思っていた。『せきもぜんそくに含まれます』と言われたのでそうなんだと思って」

ぜんそくにもかかわらず、診断を受けていない「隠れぜんそく」。
この状況を放置するとあるリスクが…

◆せき小児科・アレルギー科クリニック 関真人院長
「(放置すると)なかなかぜんそくが治りにくくなり、気道がダメージを受けて、その結果、気道が狭くなってぜんそく症状がより悪化する可能性がある」

ぜんそくは気管支などの気道に炎症がある状態です。

長引くせきを放置すると、気道が変形して狭くなってしまいます。

一度この状態になると気道が元の形に戻りづらくなり、特に大人は完治が難しくなるといいます。
では、どのような場合病院を受診すべきなのでしょうか。

◆せき小児科・アレルギー科クリニック 関真人院長
「風邪を引くたびにせきがやたら長引く。アレルギー体質が家族の方含めてある人はぜんそくも疑われますので、呼吸器科やアレルギー科などを受診されることも考えた方がいい」

身近な病気なのに実態があまり知られていないぜんそく。

安易に「風邪」と判断することなく、その疑いがある場合は早めに受診することが大切です。
放置すると完治が難しくなるというぜんそくですが、見逃さないためのポイントを医師に聞きました。

・「風邪を引いた後」に咳がひどくなり長引く、を繰り返す
・「真夜中や明け方」に咳がひどくなる
・「季節の変わり目」に咳が強く出る

この3つのタイミングで「せきがひどい場合」に要注意だそうです。

大人でも強いせきが長引く場合は、安易に風邪と判断せずに呼吸器やアレルギーの専門医に診てもらうことが重要だということです。

あなたにおすすめ

  1. HOME
  2. 風邪と思っていたら「ぜんそく」だった “隠れぜんそく”に注意 放置すると重症化も 寒暖差が大きく患者増加 ひどいせきが長引く場合は早めの受診を