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ノロウイルスなど「感染性胃腸炎」が季節外れの流行 リンゴ病も“ここ10年で1番多い” こまめな手洗いやマスク着用など感染対策を 福岡

暮らし

2025/05/29 17:00

冬に流行するはずの感染症が「季節外れの流行」を続けています。

福岡市城南区の小児科では、この日も朝から体調を崩している子どもを連れて親子がやってきました。



◆保護者
「元々ちょっと風邪をひいているけど、それに加えて吐き気が出てきたので来た」

◆保護者
「咳とのどが痛くて鼻水が出る」

風邪のような症状を訴える子供たち。

実は今、一般的に冬に多いというある感染症が「季節外れの流行」を続けているんです。

それが…

◆せき小児科・アレルギー科クリニック 関真人 院長
「今年は比較的『感染性胃腸炎』の子がまだ結構いますね」



ノロウイルスやアデノウイルスなどが原因で起こるウイルス性の「感染性胃腸炎」。

腹痛や嘔吐、発熱などの症状が見られます。

接触感染によって流行する感染症で、こちらのクリニックでは暑くなってきた今でも1日に数人は来院しているといいます。

◆せき小児科・アレルギー科クリニック 関真人 院長
「爆発的な流行ではないが、ずっと続いている感じ。ウイルス感染に対して特効薬はないので対処療法。整腸剤を飲んで水分をしっかり補充する」



取材班が訪れたこの日も、嘔吐を訴える女の子がやってきました。

◆せき小児科・アレルギー科クリニック 関真人 院長
「結構吐き続けているんですか?」

◆保護者
「昨日の夜から」

◆せき小児科・アレルギー科クリニック 関真人 院長
「感染性胃腸炎、お腹のウイルス感染が流行っていて」

顔色も悪く脱水症状も見られたため、点滴療法を行うことになりました。

◆保護者
「深夜突然起きて布団にバーっと吐いて、今朝起きて5回ぐらい続けて、何も吐くものないけどずっと吐き続けて、急いで病院に来た。家族も園でもこういう症状の方はいなくて、心当たりはない」



関院長は、感染者が近くにいる場合、まわりも注意が必要だといいます。

◆せき小児科・アレルギー科クリニック 関真人 院長
「感染力は結構強い。経験でも、次から次に家族全員に感染していくことも多いので」

しかし、なぜこの時期まで流行が続いているのでしょうか?

◆せき小児科・アレルギー科クリニック 関真人 院長
「コロナの流行中は非常に感染予防を徹底しているというのもあったので、その他の感染がものすごく少なかった。(今は)確かにいろんな感染症が次から次に、一時期は溶連菌も流行ったし、インフルエンザも流行ったし、コロナ前に戻っている感じ。とにかく手洗いを徹底することが一番大事」



一方、福岡県内で警報レベルとなっているのが伝染性紅斑、いわゆる「リンゴ病」です。

風邪のような症状が現れたあとにほっぺたが赤くなり、手足になどにまだら状の発疹が出るという感染症です。

29日に発表された最新の情報によると、県内で5月25日までの1週間に確認された感染者数は182人。

1医療機関あたりで2.6人と「警報レベル」の基準を2週連続で上回っています。

◆せき小児科・アレルギー科クリニック 関真人 院長
「全国的な統計で見ても、過去10年の中で一番流行っていると言われているし、実感として、ここ10年のなかで1番多いと思う」



「リンゴ病」は子供を中心に感染することで知られていますが、大人でもかかるおそれがあります。

◆せき小児科・アレルギー科クリニック 関真人 院長
「妊婦が感染すると、流産のリスクや胎児水腫(赤ちゃんの全身がむくむ)のリスクがあるので、リンゴ病が流行している時期は一般的な感染予防を気を付けた方がいいと思う」

県は、こまめな手洗いやマスクの着用など感染対策を取るよう呼びかけています。
冬に流行するはずの感染症が「季節外れの流行」を続けています。

福岡市城南区の小児科では、この日も朝から体調を崩している子どもを連れて親子がやってきました。
◆保護者
「元々ちょっと風邪をひいているけど、それに加えて吐き気が出てきたので来た」

◆保護者
「咳とのどが痛くて鼻水が出る」

風邪のような症状を訴える子供たち。

実は今、一般的に冬に多いというある感染症が「季節外れの流行」を続けているんです。

それが…

◆せき小児科・アレルギー科クリニック 関真人 院長
「今年は比較的『感染性胃腸炎』の子がまだ結構いますね」
ノロウイルスやアデノウイルスなどが原因で起こるウイルス性の「感染性胃腸炎」。

腹痛や嘔吐、発熱などの症状が見られます。

接触感染によって流行する感染症で、こちらのクリニックでは暑くなってきた今でも1日に数人は来院しているといいます。

◆せき小児科・アレルギー科クリニック 関真人 院長
「爆発的な流行ではないが、ずっと続いている感じ。ウイルス感染に対して特効薬はないので対処療法。整腸剤を飲んで水分をしっかり補充する」
取材班が訪れたこの日も、嘔吐を訴える女の子がやってきました。

◆せき小児科・アレルギー科クリニック 関真人 院長
「結構吐き続けているんですか?」

◆保護者
「昨日の夜から」

◆せき小児科・アレルギー科クリニック 関真人 院長
「感染性胃腸炎、お腹のウイルス感染が流行っていて」

顔色も悪く脱水症状も見られたため、点滴療法を行うことになりました。

◆保護者
「深夜突然起きて布団にバーっと吐いて、今朝起きて5回ぐらい続けて、何も吐くものないけどずっと吐き続けて、急いで病院に来た。家族も園でもこういう症状の方はいなくて、心当たりはない」
関院長は、感染者が近くにいる場合、まわりも注意が必要だといいます。

◆せき小児科・アレルギー科クリニック 関真人 院長
「感染力は結構強い。経験でも、次から次に家族全員に感染していくことも多いので」

しかし、なぜこの時期まで流行が続いているのでしょうか?

◆せき小児科・アレルギー科クリニック 関真人 院長
「コロナの流行中は非常に感染予防を徹底しているというのもあったので、その他の感染がものすごく少なかった。(今は)確かにいろんな感染症が次から次に、一時期は溶連菌も流行ったし、インフルエンザも流行ったし、コロナ前に戻っている感じ。とにかく手洗いを徹底することが一番大事」
一方、福岡県内で警報レベルとなっているのが伝染性紅斑、いわゆる「リンゴ病」です。

風邪のような症状が現れたあとにほっぺたが赤くなり、手足になどにまだら状の発疹が出るという感染症です。

29日に発表された最新の情報によると、県内で5月25日までの1週間に確認された感染者数は182人。

1医療機関あたりで2.6人と「警報レベル」の基準を2週連続で上回っています。

◆せき小児科・アレルギー科クリニック 関真人 院長
「全国的な統計で見ても、過去10年の中で一番流行っていると言われているし、実感として、ここ10年のなかで1番多いと思う」
「リンゴ病」は子供を中心に感染することで知られていますが、大人でもかかるおそれがあります。

◆せき小児科・アレルギー科クリニック 関真人 院長
「妊婦が感染すると、流産のリスクや胎児水腫(赤ちゃんの全身がむくむ)のリスクがあるので、リンゴ病が流行している時期は一般的な感染予防を気を付けた方がいいと思う」

県は、こまめな手洗いやマスクの着用など感染対策を取るよう呼びかけています。

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