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ソフトバンクが狙う選手は? 5年ぶりドラフト1位指名公表せず 5年前は「皆さんをだましてでも」

ホークス

2024/10/23 19:00

プロ野球のドラフト会議は24日に行われる。今年は1位指名選手を公表する球団が少なく、会議を2日後に控えた22日時点で広島のみ。ソフトバンクは23日の前日会議を終えて公表しないことを決めた。ソフトバンクが1位指名選手を事前公表しないのは2019年以来で5年ぶり。

ドラフトの希望入団枠(逆指名)が撤廃された2007年以降、事前公表の球団が最も多かったのは2022年で9球団。昨年も4球団が公表していた。今年は広島が早々と1位指名を公表した宗山塁(明大)内野手のほか、金丸夢斗投手(関大)、西川史礁外野手(青学大)、中村優斗投手(愛工大)らが競合必至とみられ、ドラフト当日まで各球団の駆け引きが注目される。

ソフトバンクが前回非公表とした2019年は1位で愛知・東邦高のスラッガー、石川昂弥内野手(現中日)を指名。直前まで岩手・大船渡高の佐々木朗希投手(現ロッテ)の指名をにおわせていたが、実際には球団内で夏ごろから石川の指名方針を固めていたという。主力野手の年齢層が高くなっているチーム事情を踏まえ、単独指名も視野に情報戦を展開したが、ふたを開けてみれば中日、オリックスと3球団が競合し中日が交渉権を獲得。ドラフト会議後、王球団会長は「皆さんをだましてでも、と思ったんだけどね」と苦笑いしながら残念がった。

5年ぶりに1位指名の事前公表を見送ったソフトバンクは、ウエーバー制で最下位球団から指名が始まる2巡目もポイントになりそうだ。今年はパ・リーグに優先権があり、優勝したソフトバンクは11番目。1位指名が抽選となった場合の外れ1位指名を含め、入念なシミュレーションを練って会議に臨む。

 ソフトバンクのドラフト1位指名(現行制度の08年以降)
 08年  ×大田泰示→巽真悟
 09年  今宮健太
 10年  ×斎藤佑樹→山下斐紹
 11年  武田翔太
 12年  〇東浜巨
 13年  ×松井裕樹→×杉浦稔大→加治屋蓮
 14年  松本裕樹
 15年  〇高橋純平
 16年  〇田中正義
 17年★ ×清宮幸太郎→×安田尚憲→×馬場皐輔→吉住晴斗
 18年★ ×小園海斗→×辰己涼介→甲斐野央
 19年  ×石川昂弥→佐藤直樹
 20年★ ×佐藤輝明→井上朋也
 21年★ 風間球打
 22年★ イヒネ・イツア
 23年★ ×武内夏暉→〇前田悠伍
 24年  ?
 〇は抽選当たり、×は抽選外れ、★は事前公表

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