2023/02/13 14:00
九州初 iPS細胞使った心臓病手術に成功 九大病院が発表 患者は14日に退院
暮らし
2023/02/14 16:50
今後は心臓移植をせずに治療する道が開けるかもしれません。
九州大学病院は、iPS細胞を使った心臓病の手術を九州で初めて行い、2月14日に患者が退院したと発表しました。
手術を受けたのは、虚血性心筋症という重い心臓病の50代の男性です。
九州大学病院によりますと、手術は1月中旬に行われ、iPS細胞から心臓の筋肉の細胞を作り、シート状に加工した直径4センチ、厚さ1ミリの心筋細胞シートを男性の心臓の表面に貼り付けました。
心筋細胞シートは、心臓と一緒に伸縮して心臓を補助する働きが期待されています。
手術にかかったのは1時間ほどで、男性は約1カ月後の2月14日に退院したということです。
◆手術を受けた50代男性
「冬場になると、温かいところから寒いところに行くと(心臓の)締め付けがひどくなっていた。(手術を)受けてよかった。体が軽い感じがする」
iPS細胞から作った「心筋細胞シート」の移植手術は九州では初めてです。
これまで重い心臓病の治療には心臓を移植する必要がありましたが、重症化を回避する新たな治療法として期待されています。
◆手術を担当した九州大学病院・塩瀬明教授
「医療経済的にも、入退院を繰り返すことがなく、患者の生活の質を高める意味でも非常に期待している」
今回の移植もあわせて全国で8例の治験が行われ、治験を主導する大阪大学の担当者は「2~3年以内の実用化を目指したい」としています。
九州大学病院は、iPS細胞を使った心臓病の手術を九州で初めて行い、2月14日に患者が退院したと発表しました。
手術を受けたのは、虚血性心筋症という重い心臓病の50代の男性です。
九州大学病院によりますと、手術は1月中旬に行われ、iPS細胞から心臓の筋肉の細胞を作り、シート状に加工した直径4センチ、厚さ1ミリの心筋細胞シートを男性の心臓の表面に貼り付けました。
心筋細胞シートは、心臓と一緒に伸縮して心臓を補助する働きが期待されています。
手術にかかったのは1時間ほどで、男性は約1カ月後の2月14日に退院したということです。
◆手術を受けた50代男性
「冬場になると、温かいところから寒いところに行くと(心臓の)締め付けがひどくなっていた。(手術を)受けてよかった。体が軽い感じがする」
iPS細胞から作った「心筋細胞シート」の移植手術は九州では初めてです。
これまで重い心臓病の治療には心臓を移植する必要がありましたが、重症化を回避する新たな治療法として期待されています。
◆手術を担当した九州大学病院・塩瀬明教授
「医療経済的にも、入退院を繰り返すことがなく、患者の生活の質を高める意味でも非常に期待している」
今回の移植もあわせて全国で8例の治験が行われ、治験を主導する大阪大学の担当者は「2~3年以内の実用化を目指したい」としています。
最新
BREAKING NEWS
-
4時間前
魔法の料理人!絵画コンテストの審査会 全国から965作品が集まる 障害がある人の社会進出を応援 食品メーカー久原本家グループが開催 3月25日から福岡県立美術館で展示へ
-
5時間前
北九州市議選 期日前投票始まる 最多96人が立候補 若者の投票率アップへ 高校3年生が選挙立会人を務める 前回は過去2番目に低い投票率 投開票日は26日
-
7時間前
大学入学共通テスト始まる “必勝ハチマキ”の受験生も 福岡県内では31会場で2万1千人が臨む 新学習指導要領に対応した初めての試験で新科目「情報」が加わる
-
10時間前
病院トイレに小型カメラ2台設置 “盗撮未遂”48歳看護師の男を逮捕 1台は便座の奥に もう1台はトイレットペーパーのホルダーに設置 「全く身に覚えがない」容疑否認 福岡・古賀市
-
13時間前
「季節の移り変わり」がテーマ!華道12流派が競演するいけばな展 福岡市