七隈線が延伸開業　キャナルシティ博多も期待　「立ち寄りが増加するのでは」　「７」にちなんだイベントも

◆車掌
「一番列車！出発進行！」

２７日朝、地下鉄七隈線・博多駅を出発した一番列車。

大勢の客を乗せて橋本駅に向けて走り出しました。

◆一番列車の乗客
「感無量です」

Ｑ．車両はどうですか？
◆一番列車の乗客
「新しくてワクワクします」

念願の延伸開業を迎えた地下鉄七隈線。

博多駅から櫛田神社前駅を経由して天神南駅に至る１．６キロの区間がつながりました。

博多駅では、七隈線から空港線のホームまで長さ約５５メートルの「動く歩道」などを設置。

約３分で乗り換えができ、福岡空港などへの利便性が向上します。

七隈線延伸に伴い沿線地域ではー

◆リポーター
「七隈線の起点となる橋本駅です。きょうから博多まで２８分で行けるようになりました」

福岡市西区にある橋本駅。

博多駅に行く場合、今までは天神南駅で空港線かバスに乗り換えが必要でしたが、２７日からは七隈線一本で移動できるようになりました。

橋本駅の利用者はー

◆橋本駅の利用者
「やっと繋がってくれたかって感じ。楽しみにしてました。天神南から天神の乗り換え、あの分がなくなるのが大きいですよね」

◆橋本駅の利用者
「若干遅く出ても良いかな。その分１０分くらい多く寝られる」

一方、福岡市博多区のキャナルシティ博多。

新たに誕生した「櫛田神社前駅」と直結したことで期待されるのが－

◆キャナルシティ博多 事業部　溝口尊子さん
「七隈線沿線にお住まいの学生さんの来館や、近隣のオフィスに通勤で来られる方の立ち寄りが増加するのではないかと期待しております」

そんなキャナルシティ博多は、今年で開業２７周年。

３月２「７」日延伸開業の「七」隈線を祝して、「７」にちなんださまざまなイベントを２７日から開始しました。

各店舗でのお得な特典のほか、割引のクーポンがもらえるスタンプラリーなどを４月９日までの期間限定で企画しています。

◆キャナルシティ博多 事業部　溝口尊子さん
「（開業で）七隈線の沿線にあるグループ施設の『木の葉モール橋本』と共同企画を実施します。今後も楽しんでいただけるような企画を共同で行っていきたいと思います」

今回の延伸開業によって、福岡市は延伸区間の１日の利用者数を１万１５００人と見込んでいて、今後、天神・博多に新たな人の流れが生まれます。