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苦しむソフトバンク風向き変わるか 後半戦最多14安打「マルちゃんに勝ちを」でロッテに連勝

ホークス

2021/09/23 16:00

 ◇ロッテ0-5ソフトバンク(23日・ZOZOマリン)

 ソフトバンクが後半戦スタート時以来約1カ月ぶりの3連勝で借金を1に減らした。引き分けを挟まない3戦3勝は7月10~12日以来となった。

 先発は後半戦5試合の登板で勝ち星のなかったマルティネス。いずれもクオリティースタート(6回以上を投げて自責点3以下)と安定した内容で今季通算防御率を1点台まで下げながら、打線の援護に恵まれていなかった。試合前に工藤監督は「何とか早い回に点を取って彼のペースで投げさせてあげたい。そういう(好投が報われない)人に白星がつくだけでチームに勢いがつく」と話したが、その言葉通りの展開となった。

 2回先頭の柳田がこの時点でリーグトップに並ぶ27号ソロを放ち先制。この回3点を奪い主導権を握ると、5回は栗原のアーチ、7回はデスパイネの適時打で追加点を挙げた。栗原は「ここ数試合マルちゃん(マルティネス)に勝ちをつけられていないので、勝ちをつけられるようになんとか援護したいと思って打席に入りました」とコメントした。

 マルティネスは7回まで5安打無失点。94球で移籍後初完投も狙えるペースだったが、ベンチは5点リードの8回から継投で手堅く白星をつかみにった。8、9回を板東が抑えて完封リレーを飾り、マルティネスは7月10日以来の8勝目を挙げた。

 打線は後半戦最多の14安打で5得点。首位ロッテと9ゲーム差で迎えた2連戦で2連勝を飾り、4位からクライマックスシリーズ(CS)進出圏内のAクラス浮上へ風向きが変わることを予感させるような白星となった。

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