会社の売上金ごまかし約60万円“横領”　当時の営業課長の男（47）を逮捕　容疑否認も余罪は数百万円か　警察が捜査　福岡

福岡県久留米市にある会社の営業課長だった男が、会社の売上金約60万円を横領した疑いで15日、逮捕されました。

業務上横領の疑いで逮捕されたのは、久留米市の会社員、森泰彦容疑者（47）です。

久留米警察署によりますと森容疑者は2020年11月、取引先から会社の売上金121万7480円を受け取った後、自社の経理担当者には額面60万円の入金伝票と現金60万円を渡して60万円しか受け取っていないように装い、自らの用途に使うために差額の61万7480円を横領した疑いがもたれています。

調べに対し森容疑者は「全く覚えていない、横領したことはない」などと話し、容疑を否認しているということです。

当時、森容疑者は肥料などを販売する久留米市の会社で営業課長を務めていましたが、去年3月に解雇されています。

「会社に通さずに肥料を仕入れ、取引先に売っている」という趣旨の匿名の情報が会社側に寄せられ、調査を進めていました。

警察は、数百万円に上る余罪があるのではないかとみて、金の使い道などをさらに詳しく調べることにしています。